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つみたてNISAのデメリット

資産形成をする上で投資初心者であれば

必ず使っていきたいつみたてNISA。

 

20年間非課税なのはとてもありがたいメリットですが、

一方でデメリットも存在します。

ありがたい制度ではあるのですが万能ではないので、

デメリット、注意点もしっかり頭に入れて活用していきましょう。

 

今回はつみたてNISAのデメリットについて解説していきます。

 

・元本保証ではない

・上限額の繰り越しができない

・損益通算ができない

・過剰に税金がかかる可能性がある

 

動画もアップしていますので動画の方が頭に入る方はこちらをどうそ!

 

元本保証ではない

当然のことですがつみたてNISAで投資できる商品は、

 

投資信託やETFなどの値動きがある商品です。

投資信託は福袋の様なもので株などの詰め合わせパックだというお話をしました。

 

ですのでその中身の株などの業績によっては価格が変動します。

もちろん資産が増えることもあれば、減ることもあるということですね。

場合によってはつみたてた元本よりも減ってしますことも当然ありえます。

 

元本が保証されている金融商品といえば銀行預金が一番身近ですね。

みなさん当たり前の様に銀行にお金を預けていると思いますが、

銀行預金というのも金融商品です。

 

現在大手銀行の普通預金の金利は0.001

預けていてもほとんど増えない代わりに減ることもありません。

ですので気づきませんが、0.001というわずかな金利で増えるほんの少しのお金にも

約20%の税金が課税されています。

 

話が少しそれてしまいましたが、

つまりは元本保証がある銀行預金などは安心ですが、

その分リターンが少ない。

 

それに比べ投資信託などは利回りを5%出せるような商品がいくつもあります。

100万円を銀行に預けていたら1年で1000円しか増えませんが

投資信託で5%の運用ができれば1年後には

50000円資産が増えています。

 

銀行預金の50倍ですね。

その分大きなリターンを得るためには、

それなりのリスクを受け入れなければいけないということです。

 

 

上限額の繰り越しができない

つみたてNASAは1年間につみたてできる金額の上限が決められています。

一年につみたてできるのは40万円となっており、

1ヶ月33333円となります。

 

例えば上限40万円を使い切れず、

20万円分しかつみたてられなかった。

とすると20万円分のつみたて可能な金額が残っていますが。

これを翌年に繰り越して翌年に60万円積み立てるということはできません。

きっちり1年で40万円分を使い切らなければいけないということです。

 

 

もしも年の途中から始めて上限額40万円を使い切りたい場合は、

増額設定をすれば年の途中からでも40万円の上限まで使い切ることができます。

ですのでどのタイミングで始めてもそこは心配ないです。

ただし、毎月決まった額を買い続けるというドルコスト平均法の効果は薄れてしまいますので

それは頭に入れて置いてください。

 

損益通算ができない

なんか難しそうな単語が出てきたなー

 

と思われるかもしれませんが、難しい話ではありません。

損益通算とは過去に出た損失で利益を相殺し税金を安くする制度です。

 

通常の課税口座の場合、投資によって得た利益に約20%の税金がかかります。

例えば、

2020年は+100万円の利益

2021年は−100万円の損失

2022年は+100万円の利益

 

になったとします。

この場合損益通算を使わない場合だと

税金は

2020年+100万円の利益に対して20%で20万円

2022年は+100万円の利益に対して20%で20万円

合計で40万円の税金を納めることになります。

 

しかし損益通算を使うと、

2021年は−100万円の損失が出ているので

2022年は+100万円の利益と相殺して0にできるのです。

その場合は

2020年+100万円の利益に対してのみ税金がかかるので

20万円ということになります。

 

この様に損失が出た時に税金を安くできる制度で

損益通算は通常の課税口座では確定申告をすれば可能ですが、

つみたてNISAの場合はこの損益通算ができません。

 

つまりつみたてNISAでの損失は自分にとってダイレクトなダメージだといえます。

 

過剰に税金がかかる可能性がある

つみたてNISAは税金がかからないのがメリットなのに、

税金がかかるってどういう事!?

と思ったかもしれません。

 

これが結構大事なポイントなので覚えておきましょう。

つみたてNISAは運用益の部分に20%の税金がかからない制度でしたよね?

 

例えばつみたてNISAで

2020年に40万円を投資して

2039年に80万円になったとします。

本来ならこの運用益の40万円に税金がかかりますがつみたてNISAではかかりません。

つみたてNISAは20年後課税口座に自動で移るわけですが、

この時80万円で購入した投資信託として扱われて移動するため(取得価格が80万円になるという事)、

この投資信託を売却しても税金がかからない仕組みになっています。

 

ただ前回jのつみたてNISAの記事でも書きましたが、

20年以降保有して増えた分の利益には20%の税金がかかるので、

例えば、この80万円が100万円になったら差額の20万円に20%の税金がかかります。

ここまではOKですよね?

 

 

では逆に20年後につみたてNISAで損失が出ていた場合はどうなるでしょうか?

例えばこの様な場合です。

2020年に40万円を投資して

2039年に20万円になったとします。

20万円の損失が出ている状態です。

 

そうすると20年後にはこの場合

投資信託を20万円で購入したとみなされます(取得金額が20万円になるという事)

 

ではこの投資信託がまだ利益が出ると20年以降同じ様に持ち続けたらどうなるでしょうか?

20万円が運用され増えて元値の40万円になりました。

この場合20万円が課税口座に移る際に取得価格とされてしまっているので、

増えた分の20万円に対して税金がかかってしまうのです。

 

20万円に対して20%なので4万円ですね。

 

つまり最初に買った40万円と同じ40万円で売っても利益が出ていないのに

課税されてしまうという事になります。

 

これがつみたてNISA最大のデメリットになります。

 

 

デメリットを回避するために

まず損益通算されないのでつみたてNISAでの損失は

特定口座に比べてダメージが大きいです。

 

損失を出すくらいならば、

課税させる特定口座で運用した方がいいということにななるので、

つみたてNISAで運用する場合は

高確率で利益が出せる商品で運用しなくてはいけないということになります。

 

さらにはそして20年後にはしっかり利益が出ている状態でフィニッシュしなくてはいけません。

 

そうなると長期的に持ち続けられてしっかり分散が効いている商品が好ましいということです。

日本一国に集中して運用する様な商品選びは避けたいところです。

 

 

次回からはどんな商品選びをしたらいいのかについてお話します。

今日はこの辺で!本日もありがとうございました!

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